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ミニトマト露地栽培の施肥設計と畝立て手順【2026年実践】 [#PL-0002-0001]

露地でミニトマトを育てるとき、最初に迷いやすいのが「肥料をどのくらい入れるか」と「畝立てにどのくらい手間がかかるか」です。

この記事では、1区画 2800mm × 600mm(約1.7m2)の露地畑を例に、施肥量の考え方、使った資材、畝立てからマルチ張りまでの流れをまとめます。計算式だけでなく、実際の作業写真と所要時間も残しておくことで、同じような規模の畑を準備するときの目安にしやすくしました。

今回やったこと

今回の作業内容は次の通りです。

  • 夏秋トマト向けに、1区画 1.7m2 の施肥量を計算する
  • 化成肥料、牛糞、マルチ、固定用ピンをそろえる
  • 穴掘り、肥料投入、畝立て、マルチ張りまでを実施する

マルチ張りまで終えた畝の全体像

畑の条件

今回の前提条件は次の通りです。

項目 内容
区画サイズ 2800mm × 600mm(約1.7m2)
対象作物 夏秋トマト
栽培期間 5月〜10月(約6か月)
土の特徴 砂質で水はけが良い畑

今回は、近くで先に作業していた方から「この場所は砂質で水はけが良すぎて、水やりが大変」と聞いていたため、保肥力を上げる前提で牛糞を多めに入れる方針にしました。

施肥量の考え方

施肥量は、10a あたりの基準量を自分の区画面積に換算して求めました。今回はトマトの目安として、N : P : K = 10 : 25 : 16 kg / 10a を基準にしています。

1区画 1.7m2 の場合は、次のように計算できます。

N: 10 × (1.7 / 1000) = 0.017 kg = 17 g
P: 25 × (1.7 / 1000) = 0.043 kg = 43 g
K: 16 × (1.7 / 1000) = 0.027 kg = 27 g

施肥量の計算メモ

表にすると、1区画あたりの必要成分量は次の通りです。

成分 必要量
窒素(N) 17g
リン酸(P) 43g
カリ(K) 27g

今回は元肥と追肥を 5:5 で考え、同じ設計を追肥側にも使う前提で、必要な資材量を見積もりました。

使った肥料と資材

今回使った肥料は、DCM の 3:7:5 有機肥料です。100g あたり N3g : P7g : K5g なので、必要量が最も大きいリン酸(P)を基準に必要量を逆算しました。

P43g を満たすには 43 / 7 × 100 ≒ 614g
元肥と追肥を通して見ると、1区画あたり約1.2kg
4区画分では 1.2kg × 4 = 4.8kg

この計算なら、5kg 袋を1つ用意すれば、4区画分の元肥と追肥をまとめて見込めます。

今回購入した資材

購入した資材は次の通りです。

品目 金額
有機野菜肥料 5kg 1,628円
発酵牛糞 40L × 2袋 437円 × 2
雑草防止マルチ(黒)95cm × 50m 877円
いえ周り用ミニピン 30本入 × 2袋 712円 × 2

畝立てとマルチ張りの手順

今回は、穴掘りからマルチ張りまでを1区画ずつ進めました。

1. 穴を掘る

まず、畝立て前の状態です。

畝立て前の区画

鍬で幅45cmほど、深さ30cm弱の穴を掘ります。

穴掘り後の状態

2. 牛糞と肥料を入れる

穴を掘ったら、牛糞と有機肥料を入れて混ぜ込みます。

  • 牛糞は 20L 入れました
  • 有機肥料は、今回の設計で見込んだ元肥分を入れました

牛糞と肥料を入れた様子

今回は砂質で保肥力が弱そうだったため、牛糞は通常の 10L ではなく 20L 入れています。土を握ると崩れやすい、水をまくとすぐ引くような畑では、水分や肥料分をためにくいので、有機物を厚めに入れておくと作業方針を決めやすいです。

3. 畝を立てる

周りの土を寄せて畝を作り、最後に塩ビパイプのような円柱状のもので天面をならします。

畝立て完了後の状態

穴掘りから畝立てまでの所要時間は、1区画あたり約20分でした。

4. マルチを張る

マルチ張りは、次の流れで進めました。

  1. 畝の端に鍬で溝を切る
  2. マルチを敷いて溝に入れる
  3. 土を被せて固定する

マルチ張り完了後の状態

固定用のピンも試しましたが、実際には土でしっかり押さえる方が安定しました。ピンは補助的に使うくらいで十分だと感じました。

マルチ張りの所要時間は、1区画あたり約15分です。慣れれば10分前後まで短縮できそうですが、最初は思ったより時間がかかります。

作業して分かったこと

今回の作業で、特に目安になった点をまとめます。

項目 結果
有機肥料 5kg 袋1つで 4区画分の元肥 + 追肥を見込める
畝立て 穴掘り〜畝立てで 1区画 約20分
マルチ張り 1区画 約15分
固定方法 ピンよりも土で押さえる方が確実

小さい区画でも、面積換算で施肥量を出しておくと、肥料選びと購入量の判断がかなり楽になります。先に必要量を出しておけば、「5kg 袋を1つ買えば足りる」といった判断まで一気につながります。

今後の追肥予定

追肥は、5月〜10月の期間で均等に分けて施用する予定です。現時点では実績ではなく計画段階ですが、1区画あたり月1回を目安にすると、1回あたり約100gがひとつの目安になります。

時期 施用量の目安
月1回 × 6回(5月〜10月) 約100g / 区画 / 回

実際の生育状況を見ながら、この部分は今後調整していく予定です。

まとめ

露地畑の準備では、施肥量の計算と畝立ての手順を先に整理しておくと、当日の作業がかなり進めやすくなります。今回の区画では、1.7m2 を基準に必要成分量を出し、DCM の 3:7:5 化成肥料を使うことで、4区画分まで無理なく見積もれました。

次の作業は苗の植え付けです。追肥は月1回を目安に進める予定なので、植え付け後の生育や追肥の実際の回し方も、別の記事で続けて残していきます。

参考文献